ばあちゃん
昨日のそらの記事を書いて
私の父方のばあちゃんのコトを思い出した。
ばあちゃんは
私が19歳くらいの年に転んで入院をし
その後、アルツハイマーになった。
その当時の私の記憶によれば
自分のコトが分からない感じで
自分の息子は分かっていても孫の私のコトは分からなかった。。。
なのに私の姉の子(ばあちゃんからみたら曾孫)のコトは覚えていて
一緒にお見舞いに行ったら涙を流して喜んでいた。
正直ちょっとショックだった。。。
私の実家は自営業なので子供の頃はよく
ばあちゃんの家に遊びに行っていた。
行くといつも「髪がツヤツヤでキレイだね」と頭を撫でてくれた。
幼稚園の運動会では
年長サンの私を肩車して騎馬戦もしてくれた。
年長サン(5才?)の子供の体重がどのくらいあるのかは分からないけど
私から見てばあちゃんなので相当大変だったと思う。。。
こんな思い出も全て忘れてしまった。
ばあちゃんの中に私の存在すらナイこと…悲しくてたまらなかった。。。
ある時
ばあちゃんがウサギを飼っていたコトを母に聞かされた。
ばあちゃんは仕事人間のじいちゃんとは違って子煩悩で動物も大好きだった。
でも何でウサギ??と思ったが
ばあちゃんの年を考えればワンコもニャンコも飼えない。
それでもウサギを飼っていたのは…淋しかったからだ。。。
考えれば
全然会いに行ってない…正月すら顔を見せてナイ。。。
淋しかったからだ…。
涙が止まらなかった…
ちょっと前に話題になった「トイレの神様」じゃナイけど
全然会いに行ってなかった。。。
それなのに
ばあちゃんが私のコトを忘れてしまってショックだ!!なんてよく言えたモノだ。。。
心からそう思った。
数年前のばあちゃんは
自分の子供の頃に戻っていたが
今は何もかも分からないらしい。。。
私も実家を離れ遠い土地で暮らしているので
会おうと思っても会えない。
何も分からないばあちゃんでも
私の中のばあちゃんはいつも笑顔のばあちゃん。
どんな心境で暮らしているのかすら分からないけど
どーか長生きして欲しい。。。
我慢強いばあちゃん。
優しいばあちゃん。
煮物が美味しかったばあちゃん。
お父さんに似ているばあちゃん。
私はそんなばあちゃんが大好きです
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コメント
家族の思い出って、ふと思い出しますね。
私も自分が小さい頃の事(昔の事)ってよく覚えています。
特に、離れてしまうとよけいみんなに会いたくなったりして…
家族の絆というか…どんな時もつながっていますよね。
大人になって離れてしまって、なかなか会えないけれど。
ばあちゃんもふっと思い出したりしているかもしれませんよ。
会いに行けるといいですね
投稿: まま | 2010.07.08 14:48
こんばんわ
また今日もウルウルくるお話です
ラトさんばあちゃんのこと大好きなのですね
アルツハイマーになると
記憶がだんだん消えてしまうのが悲しいですね
でもばあちゃんの心の中にはずっとラトさんがいると思います
自分の故郷から離れてしまうとなかなか帰るのも難しいですね
私は実家まで一時間位で帰れますがあまり帰っていません
この話を聞いて実家のお墓参りでも行こうと思いました
思い出させてくれてありがとう
投稿: pitmamu | 2010.07.08 18:12
ままさんとかぶっちゃうけど、ほんとに小さい頃のことってふっと思い出すことがありますね。
最近のことは忘れちゃっていても。
なかなか会えないからこそ、会ったときの感動も大きいと思います。
いつも一緒だと、それが普通になってしまうからね。
投稿: じゃまいここ | 2010.07.08 18:27
こんにちは!
いろいろとご心配をおかけして…

申し訳ありませんでした。
これからも、よろしくね。
そらちゃんの記事…
泣けました。
誰もがだけど、中学・高校くらいになると
自分だけの世界ができるもんね…。
家族や愛犬より、友達…。
そうやって大人になっていくのだけど…
取り残された方は、寂しいよね。
って、この歳になってはじめてわかるのだけど…。
おばあちゃんには、長生きしてもらって
会える日が来るといいねー。
投稿: LAB | 2010.07.09 18:50
ままさんコメントありが㌧
「ふるさとは遠くにありて想うもの」ですねぇ。。。
地元に住んでる時は何のこっちゃなかったけど
こう遠くにあるとしみじみ考えてしまいます
ばあちゃんは憶えていなくても
会いたいですね。。。
でも会ったら泣いちゃうんですよね
年をとる度に涙もろくなって大変です
投稿: latorin zero | 2010.07.09 23:41
pitmamuさんコメントありが㌧
故郷が遠くにありすぎて想うのカモ知れません
pitmamuさんもお墓参り行ってあげて下さい
故郷がナイ人は(地元にずっと住んでて)
故郷があって羨ましいと言われます
でもそうかも知れませんね。。。
私なんて「サライ」を聴いただけでウルウルしてしまいます
ばあちゃんも憶えていなくても
心のどこかで憶えてくれてるといイイナーと思います
なんか年をとると赤ちゃんに戻っていくって…
なかなか悲しいですけど…
それも人間なんでしょうね。。。
ガンバロっ
投稿: latorin zero | 2010.07.09 23:52
じゃまいここさんコメントありが㌧
子供の頃の記憶って
フっと思いだしますね
今までズット忘れてたコトも急にフっと思いだしますよね
なんでなんでしょうね??
ばあちゃんにも会いたいですね…。
会っても何もかも分からないばあちゃんを見るのは辛いですけど
それが現実ですモノねぇ。。。
会ったら意外と憶えていたりして??
投稿: latorin zero | 2010.07.09 23:56
LABさんコメントありが㌧
元気になって良かったぁ
ほんとコメントありがとぉ
私もこの年になって
いろいろ考えさせられたり
気づかされたりするコトが多いです
そらも気づけばじーさんで

お散歩の回数も減り歩くのも遅くなってるみたいです
もっとそらに構ってあげれば良かったって
いまさらになって思う悪女です
そらもそうですけど
ばあちゃんも長生きして欲しいです
今、フっと気づいたんですけど
そらとソラくん…字違いで一緒の名前ですねぇ
投稿: latorin zero | 2010.07.10 00:04
私の母方の祖母は、一昨年100歳間近で亡くなりました。
やはり痴呆があり、娘(私の母)も私も何もかもわかってませんでした。
子供に戻っていく・・・全て忘れてしまう。
もしかしたらそれって、旅立つ準備期間なのじゃないかなって最近は思います。
この世に未練を残さないための。
祖母の作ってくれたおやき、湯豆腐、ワカサギのから揚げ、漬物、大好きでした。
遊びに行った帰り、電車に乗る私たちを見て涙を流す腰の曲がった祖母。
母に会いに、実家に行きたくなりました。。。
投稿: マーフィ | 2010.07.10 17:04
マーフィさんコメントありが㌧
赤ちゃんで生まれて来た時は
あの世の記憶を持って生まれてくるって聞きますし
マーフィさんの言う通り
子供に戻って行くのは…
準備期間なのカモ知れませんね。。。
ワンコも
死ぬ瞬間よりも
旅立つ準備をしている時が辛く苦しいらしいです。
本で読みました。。。
マーフィさんのおばあちゃん
電車に乗って行く姿を
涙を流しながら見送るなんて…
想像しただけでグっときてしまいました。。。
でも100歳なんてスゴイですね。
戦争も経験して
戦後の生活も大変だったでしょうね。
そんなマーフィさんのおばあちゃんを
尊敬します。
投稿: latorin zero | 2010.07.11 21:11